異邦人~Tunisiaより~

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 ♪市場へ行く人の波に身体を預け
 石畳の街角をゆらゆらとさまよう
 祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき
 私を置き去りに過ぎて行く白い朝
 時間旅行が 心の傷を・・・






79年に大ヒットした久保田早紀の曲。
その当時はもちろん、今も大好きな曲だ。
詞の儚く美しい響きと
そこから想像させる、「外国」ではなく「異国」の果てしない情景は
中学生だった私に見知らぬ国への憧れをより一層強くさせた。

チュニジアから帰って、早くも2週間が経つ。
遠い国のエキゾチックな街並みを歩くとき、この「異邦人」が頭の中で何度も繰り返された。
17年前、モロッコを彷徨ったときも、やはりこの曲を思い出していた。

歩きつかれて、一息つく時には決まって小さなグラスの甘い甘いミントティー。
スークのホコリと人ごみに疲れ、
一日の終わりには赤いワインで潤して、
冷たくて優しい月の光に包まれて眠りにつく。

アラブのキラキラした華やかなイメージと
色あせた砂漠の静けさが同居する
幻想的で少し怪しげな雰囲気がたまらなくいい。

そこでは大好きな猫やらくだが幸せそうに暮らしていた。
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